

当時、個別指導塾のある教室で「私はできる」を実践した浪人生がいました。すべての試験が終了し、合格発表が相次ぐ中で、日東駒専(日大東洋大駒沢大専修大)に失敗しました。残るは青山学院大学ただ一つです。室長としても心配の極みです。レベル的には青学は日東駒専以上なのですから、なおさらです。しかし発表当日、彼は合格通知を手に持って当個別指導塾に飛び込んできました。合格したことが信じられないでいる自分の頬を室長につねってくれと頼んだというのです。その時、もう一方の手には一枚の紙切れを堅く握り締めていました。受験勉強も追い込みに入った十二月のある日、室長から渡された一枚のコピー用紙に書かれていた内容を信じ、励みとして、毎日これを読みながら机に向かったというのです。
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先日、ある外人サンからこんな話を聞きました。来日間もない米国人のM氏は、友人の誕生パーティーに招かれ、新宿まで電車で出ようとしたそうな。時は夕刻。彼は、折からのサラリーマンの帰宅タイムにかち合い、海の向こうでも有名な通勤ラシュをリアルに体験してしまったのです。すっかりパニク状態に陥った彼は、ホームでつかまえたひとりの日本人に尋ねたそうです。For Shinjyuku leave at this track?(新宿へ行く電車はここから出ますか?)するとその日本人は、「ちょっと……」と言って立ちさったといいます。日本人なら、「その日本人はテイよく逃げたナ」と察しますが、そこは外人サンのこと、この「ちょっと」を額面通り「アリトゥル」と受けとってしまったのです。つまり、頻繁には来ないけれど、来ることは来るという意味にとってしまったのですね。その外人サン、くるハズもない電車を40分も待ちつづけたそうです。なんともはや……。